明けましておめでとうございます。
はるひ呼吸器病院病院長の齊藤です。
病院設立より本年で4年目になります。設立以来多くの患者様に来院して頂き、昨年10月には外来患者様の数が2000人を超えました。一重に皆様のおかげだと思っています。
4月からは、呼吸器内科を目指す若手の医師が当院での研修をすることが決まっており、また稲沢市民病院との初期研修連携により、数人の研修医が呼吸器内科研修のため当院で修練することになりそうです。更には厚生労働省のびまん性肺疾患研究班にも参加する予定があり、患者様の皆様には、ご面倒をおかけすることもあるとは思いますが、当院が愛知県での呼吸器専門病院として認められた成果だと思っていますのでよろしくお願いします。病棟の方でも、看護師の固定チーム制度を始めます。この事により、患者様により密接した看護ができるようになると信じています。さらに、昨年末より入退院支援室を創設しました。これにより、入退院および退院後の介護をスムーズに移行することが可能になってきています。
このように、当院は日々患者様の目線に立って、医療、看護および介護を包括してできるよう日々改善し、進化させていきます。皆さまのご協力のほどよろしくお願いします。
最後にはなりましたが、本年もよろしくお願いします。
はるひ呼吸器病院 病院長 齊藤 雄二
- 2019年1月23日
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クライオバイオプシーとは、窒素または炭酸ガスをプローブ内に循環させ、組織を凍結して採取する新しい技術です。
例えば肺がん疑いの患者さまの診断を行う際は、通常気管支鏡で生検鉗子という洗濯バサミのような道具で組織をとり、それを病理医が顕微鏡で診断を行います。
しかし、気管支鏡用の通常の生検鉗子でとれる組織の大きさは、せいぜい1mm程度、大きくても2mm程度です。組織が小さい分、病理診断が困難な場合があります。
そこで、クライオプローブという新たな生検手段が、欧米では以前から用いられており本邦でも2017年3月に保険適用となりました。
クライオプローブの先端部が-45℃の低温となり、組織を凍結し、周囲ごと引きちぎることで組織を採取します。採取できる組織の大きさは、鉗子生検での検体よりも非常に大きく、高い診断率が報告されています。これは、肺がんの組織診断や特に間質性肺炎の病理診断にも適しています。ただ、診断率が高まる分、出血や気胸の合併症頻度もやや高いですが、それでも魅力的な検査です。
当院では、クライオバイオプシー導入により診断の精度向上に努めます。
検査のご相談や患者さまのご紹介はお気軽に当院までご連絡ください!
◎愛知県清須市・北名古屋市で肺炎、肺がん、間質性肺炎等の呼吸器疾患症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。
- 2018年1月31日
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当院呼吸器内科の小橋医師が5月26日(金)尾張IPF Academy 2017にて「当院における間質性肺炎の診療」について講演を行いました。尾張地区で定期的に行っている勉強会のひとつで、今回は小橋医師が当院で実際に診療を行ったIPF(特発性肺線維症)症例を複数例紹介しながら、診断の難しさ、治療薬の効果・副作用に関するデータを提示しました。また、IPFの診断における問題点を解決するため、システム構築の今後の展望についても紹介しました。
当院の医師・薬剤師も複数名参加し、他病院の医師の講演を拝聴し質疑応答を交えながら診療に対する意見を交わしIPFの診療に関する理解を深めました。当院では医師以外の職員も定期的な講演会等に積極的に参加し、日進月歩で変化する医療に対して最新の情報を活用する事が出来るように努めております。
- 2017年6月14日
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清洲総合福祉センターにて、5月18日に「第1回市民公開講座」を開催しました。
今回の講演会は、清須市が主催し、市民の方を対象に齊藤院長が講演を行いました。定員の40名に達する参加者となり、多くの方にご来場いただきました。
齊藤院長は、「知っておきたい!呼吸器の病気」をテーマに、肺炎や喘息などの身近な呼吸器疾患の予防法や最新治療について講演を行いました。
肺炎や肺がんの患者さまの肺画像を見ていただき、呼吸器疾患の症状や特徴などの説明をしました。後半は、ご来場いただいた方からの日常生活での留意点に対する質疑応答を行いました。
今後もこのような講演会を通して、医療に関する情報提供の場を設けたいと思っております。今年度から、はるひ呼吸器病院内での市民公開講座の定期開催を予定しております。みなさま、ぜひお気軽にお越しください。
- 2017年5月23日
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1月28日にはるひ呼吸器病院にて「尾張中部医療圏結核・感染症対策講演会」を実施しました。
講演は、清須保健所の所長である、鈴木康元先生による、「当地区における結核の状況」と当院の院長である、齊藤医師より「最近の結核診断と治療」の二講演が行われました。
肺結核は昔に比べて少なくなったとはいえ、日本で新たに肺結核を発病するかたは他の先進国に比べて多くなっています。日本ではまだ、結核は過去の病気になっていないのが現状です。
愛知県では現在減少傾向にありますが、今後も、引き続き予防に取り組む必要があります。
愛知県の結核の状況
また、医療が確保されていない発展途上国では、結核が蔓延しており実に世界の3人に1人が結核に感染しているといわれております。
当院では結核の正しい知識を持ち、過去の病気とするべく今後も取り組みを行っていきます。
- 2017年1月28日
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はるひ呼吸器病院にて、12月17日に「東海びまん性肺疾患カンファランス 特別例会」を開催しました。
国際的に著名なMayo ClinicのTom Colby先生を招き、講演をしていただきました。当日は、呼吸器科の医師約30名が集まり呼吸器疾患についてのカンファランスを行いました。
<カンファランス特別例会の様子>
当院では、長崎大学医学部との診断協力を頂いており、標榜している「呼吸器内科」「呼吸器外科」に加え、「呼吸器病理学」からの診断が可能なシステムを構築しております。病理学の視点からも呼吸器疾患を診断・治療することができます。
- 2016年12月26日
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当院の呼吸器内科医である、小橋先生が、11月5日~6日に開催されました、「第128回日本結核病学会東海地方学会・第110回日本呼吸器学会東海地方学会」で学会発表を行いました。
発表は「リンパ増殖性疾患」に関する「胸水中ADA高値を示しprimary effusion lymphomaを疑った1例」について行いました。
- 2016年11月21日
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9月4日(日)に第78回臨床セミナーで当院の齊藤院長が講演を行いました。
「呼吸療法 -基礎からの出発何から学習すべきか迷っているあなたへ-」と題された本セミナーでは、2日間をかけて8つの講演が行われました。齊藤院長は、2日目の午前中に「知っておきたい、呼吸不全を呈する疾患の病態と治療」を演目として75分間の講演を行いました。
当法人では、呼吸器疾患診療の発信地となるべく講演をはじめとした取り組みを行って行きます。
このブログでもご紹介していきますので、ご覧ください。
- 2016年9月13日
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当院の齊藤院長が10月13日(木)に講演会を行います。
テーマは「増えている肺の病気 ~高齢者の肺炎、COPD~」です。
COPDは、慢性閉塞性肺疾患( Chronic Obstructive Pulmonary Disease)の頭文字をとった名前です。これは、有害物質の吸入でおきる肺の炎症が原因で呼吸困難などが生じる病気です。本講演では、COPDについて詳しく講演していきます。
テーマ:「増えている肺の病気 ~高齢者の肺炎、COPD~」
日時:2016年10月13日(木) 14:00~15:30
場所:名古屋都市センター14階 特別会議室
(ボストン美術館・ホテルグランコートの建物)
対象:先着 60名
申込方法:当院にて申込用紙を配布しております。お気軽に総合受付へお尋ね下さい。
詳細はこちら
- 2016年9月13日
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